都会の歩道のまんなかで、日向ぼっこするヤモリに出会う。
うれしくなって「どうしたの、」と声をかけながらしゃがみこんだ。都会なので他にも通行人がいたような気がするが、ヤモリ優先である。
ヒトが近寄っても、逃げる気配がないということは、何か訴えたいことがあるのかしらんとよく見てみると、ヤモリの小さな左手の、指の先には、うごうごうごめくアリ一匹。
小さくて状況がよく分からなかったが、アリが全く離れていかないので、もしかしたら指に噛みついてるんじゃと思い、ちょいちょいとアリの頭を小突いてみた。(ヤモリには触れないように慎重に)
わたしがアリをつついているのが分かったのか、ヤモリもついっと身体を動かし、その間にアリも離れていった。
アリが無事離れたからか関係ないかは知らないが、ヤモリは植え込みの方へさっと行ってしまった。
何はともあれ、おばちゃんはヤモリちゃんの元気な姿が見られてうれしいです。