剪定したオリーブからお茶をのこと

夏に枝葉が混み合うオリーブの樹。細い枝を剪定するだけでも、結構な量になります。無農薬で育てているのだし、せっかくなので、今年は、剪定した葉からお茶を作ってみました。

初めての挑戦でしたが、幸い、ネットで作り方を丁寧に紹介してくださっているサイトがあり、スムーズに取り組むことができました。

誤算はひとつ。剪定した葉が多すぎたこと。

枝葉を分け、お茶に適した葉を選別しただけで結構な時間がかかってしまい、結局は半分をお茶に、残り半分は庭の栄養になってもらいました。

既存の「オリーブ茶」というものを飲んだことがないので、正解はわかりませんが、出来上がったオリーブ茶を飲んでみると、大変飲みやすく、いい感じです。雑味や変な味もしないので、出来は上々なのではないでしょうか。

できることがふえる幸せを感じています。

空飛ぶコウモリさんにラブコールのこと

すっかり暗くなった空をびゅんびゅん飛び交うコウモリさん。今日もお見かけすることができて、本当に嬉しく思っております。

蚊などの羽虫を食べてくれるコウモリさんがいてくれると、安心します。ぜひとも我が家のまわりの蚊たちをばんばん食べていっていただきたい!

どうぞ、よろしくお願いいたします。

さらに、羽化の謎のこと

本日、アゲハの蛹のさんにんめが、無事に羽化しました。

これで不知火さん(柑橘系)の上で育った子のうち、蛹を確認できた子は全員羽化することができました。よかっただよ〜。

今日羽化したのは、生まれ育った木から2.5mほど離れた物干し竿で蛹になった子。

久々に朝から晴れる今日が狙い目だと思っておりましたが、朝見たときにはすでに蛹を抜け出した後。ひとりめ、ふたりめが羽根を乾かしたバラの木のてっぺんを探しても見つかりません。すでに旅立ってしまったかと諦めかけたとき、物干し竿の下に置きっぱなしになっていた箒の裏にいるのを発見しました。

羽根を広げて乾かすにはせまい場所だし、昨日の雨で箒も湿っています。羽根が固まるのを待って、歩いてバラまで移動するのかしらと思っていると、ふわりと近場の台に飛び、さらにもういちどヘロヘロと飛んで、砂利石の上で羽根を広げていました。

高い場所に行った方が日もあたるし、やっかいな虫も来ないのにな〜、地面にいて大丈夫かな〜と、ヒトがやきもきしているうちに、颯爽と旅立っていったさんにんめ。考えてみれば、朝から気温がぐんと上がった今日ならば、よく温められた小石の上で、上からも下からも熱せられれば、羽根も早く乾き、効率がいいのかもしれません。

すごいぜ、さんにんめ!いろいろ考えているんだな〜。

初めてつくった手提げカバンのこと

わたしにとって「裁縫」は、とても遠い存在でした。裁縫で何かを作り上げた経験は、義務教育課程の家庭科まで遡らなければならないほど古く、長年敬遠してきたのです。

わたしが「裁縫」に目を向けたのは、「祖母は布団の打ち直しができた」という話を聞いたとき。

祖母はすでに他界し、直接話を聞くことはできませんでしたが、今では専門業者にお願いするのが当たり前というような技を身近なヒトが身につけていたという事実に衝撃を受けました。おばあちゃんすごい!と尊敬するとともに、昔はフツーのヒトが当たり前にやっていたのだから、もしかしたら、わたしにもできるのではないかと考え始めました。

さらに、わたしが「裁縫」の敷居の低さに気づいたのは、「この世界の片隅に」(著:こうの史代、双葉社)を読んだとき。

すずさんが、頭の中であーでこーでと考えて、何も測らず、線も引かずに、着物を仕立て直したところを読み、衝撃を受けました。なにも難しいことなんぞしなくても、やりたいようにやればいいんだと考えたら気が楽になり、わたしもやってみようかしらと考え始めました。

そして、わたしが「裁縫」の面白さに気づき、やってみたくてたまらなくなったのは「ソーイング・ビー」を見てから。

以前も書きましたが、NHKで放送されている英BBCのソーイング・ビーを見ていると、不思議なことに、わたしにようなものでも何か作れるんじゃないかという気持ちになってくるのです。

ちょうど、綿100%のエコバックを探しているのに見つからず困っていたこともあり、ならば自分でつくってやろうと思い立ったのです。

新しい布を断つのが怖い(だって失敗したら取り返しがつかないもの!)裁縫初心者なので、家にあった最早使われなさそうな切れ端と、使い古してよれよれになったクッションカバーで、なんとか完成させることができました。

無事に出来上がったのが、うれしい。裁縫、楽しいです。

羽化の謎のこと

本日、アゲハの蛹のふたりめが、無事に羽化しました。

ひとりめと同じように、庭のバラの木のてっぺんで、羽根を広げているところを発見しました。

小さなバスケットに入れた蛹が、今日からっぽになっていたので、たぶんあの子は、ローズマリーの木で蛹をつくり、わたしが不用意に落として保護した子だと思われます。

ふたりとも、羽を乾かす場所は庭で一番高いバラの木のてっぺんだったのが、とても不思議でなりません。日当たりもよく、捕食者も少ない絶好の場所だというのはわかりますが、蛹があった場所からは結構離れているのです。

羽化後のよれよれした状態で、アリやクモなどが待ち構える地上を歩くなんてデンジャラス極まります。

だとすると、蛹の直近でとりあえず羽根を広げておいて、ある程度飛べる状態になってからバラの木まで飛んでいったのかしら?

ひとりめと同じバラの木で羽根を乾かそうと決めたのは、たまたまかしら。不知火さん(柑橘系)はバラの下にいたので、幼虫の頃からバラを見上げていたりしたのかしら。

謎はつきません。

雨の日は手仕事がはかどるのこと

雨音が響く日は、不思議と手仕事がはかどります。これは、裁縫初心者で腕前がいまいちのわたしでも感じるところです。

よく集中した結果できたものは、縫い目がよれよれで布地も波打っていましたが、裁縫初心者がここまでできるなんてすごい!と自分を褒めておきました。

手仕事がはかどったからといって、出来栄えが素晴らしくなるわけではありません。けれど、とても楽しいです。

羽化の喜びのこと

不知火さん(柑橘系)の鉢の隅で蛹になった子が、本日、羽化しました。

いつものようにイラストを描くつもりでいましたが、ご本人(アゲハ)の美しさの前にはどんな絵も叶わないと気づき、写真を本日のアイキャッチ画像にしました。羽化後に羽を広げて乾かしているところです。かわいい。

この子は「増えすぎると起こる何かしらのこと」で、「アマガエルの来襲に巻き込まれて落ちたんだろう」と書いた子です。

あの記事を書いた日、わたしは感傷的な気分になっていました。だって、前日まで栄華を誇っていたアゲハの子が、降りしきる雨の中でアマガエルの腹に入っていたんですもの。さらに、鉢の縁を延々と回る子を発見したとき、戻りたいのに戻れないという悲壮な気持ちが増し、「疲れ果てたその子は長く生きられないんじゃないか」と勝手に思い込んでいました。

その後、「蛹になれた子を発見しました」で、育った木から離れて蛹になる子の存在を知りました。調べてみると、アゲハの幼虫は、蛹になるためのベストな場所を探して、かなり遠くまで歩くことがあるそうです。

「蛹になるには早すぎるような気がする」とか、「視覚や嗅覚が発達していれば元の木に戻れるんじゃないか」とか、自分の思い違いと思い上がりの甚だしさに気づくとともに、相手に自分の勝手な感情を押し付けてはいかんと反省しております。

ともあれ、無事に羽化してくれて、おばちゃんは本当に嬉しいよ〜。元気でね〜!

やってきたアマガエルのこと

庭にアマガエルさんがやってきました。

初めて気がついたのは、アゲハの幼虫が食べられた日。降りしきる雨のなかで、口から幼虫の頭をはみ出させた衝撃的な姿のまま6時間以上も佇んでいました。

無事消化できたのか心配していましたが、5日後くらいに庭木の支柱でのんびりする姿を見てから、ちょくちょく見かけるようになりました。どうやら、しばらく住んでくれることにしたようでです。

たびたび庭を見て「どこにいるかな?」と探し、のんびりしている姿を見つけて安心する日々。とても楽しいです。