集団でいきいきとイモムシを襲うアリのこと

路上にボタリと落ち、もぎもぎ動くイモムシ。なんか変だなと思ったら、アリに襲われていました。

そのアリたちの活気のあること!確かに、このイモムシは毛も生えず痛そうな突起もなく、毒性や苦味を主張する奇抜な色味もありません。地味目な茶色のボディは、お肉たっぷりでもちもちぷっくりしており、狩りに成功すれば、フレッシュでおいしいごはんが大漁に手に入ります。アリたちが興奮しないはずがありません。

アリが虫の死骸や飴玉などのまわりを砂つぶで囲い、粛々と解体する様子はよく見ますが、まだ生きている虫を集団でいきいきと襲う様子はあまり見たことがなかったので、とても新鮮な気持ちでした。

なんだか、マンモスを襲う原始のヒトたちのことを思い出しました。