アリが干し芋を隠したのではない(?)のこと

少し前に、アリの巣の前に置いた干し芋を、アリが土ですっかりと覆い尽くしたということを書いた。

そのときは、独り占めするために隠したのではないかと安易に書いたが、非常にヒトっぽい発想でいやだし、やっぱり違うような気がするので、改めてこのことについて考えてみたい。

今までアリの巣周辺に放った食べものは、パイナップルの芯、カビかけのアンズ、カビかけのミカン(皮付き)、カビかけの干し芋、きゅうりの皮ひとすじ、変色したナスひとかけである。供給過剰にならないようごく少量を放り、庭の生きものたちが食べ終わったら次を放るようにした。

このうち、アリがわざわざ土を集めて埋めたのは干し芋だけである。

他の食べものは少しのカビや変色は見られたものの基本的には放ったときと同じ場所にあり、雨にあたるなど環境の変化はあれど顕著にカビが増えたり腐ったりする様子もなく、5日程度で生き物たちに美味しくいただかれていた。

しかし、干し芋は雨にあたってふやけて脆くなっているようにも見え、このまま放っておけば美味しく食べる前にだめになってしまいそうな予感はした。

土に埋めるということは空気に触れないようにするということで、もしかしたら長期保存に耐えうるようにしたのかもしれない。確かに、芋類は土の中にあれば長持ちするもんねえ。

だとしたら、アリは長期保存方法を知っているということで、アリ、すごすぎない?ということである。

アリ、すごすぎない?

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