植物画のこと

かれこれ6〜7年くらい植物画を習っています。

植物画(Botanical illustration)とは植物の姿を実物大で正確に描き出すもので、もともと、写真のない時代に薬草などを見分けるために生み出されたのだとか。うまい人だと葉や花びらの手触りなんかも感じることができる、とても細密なものです。

自然をじっと観るのが好き、かつ、絵を描くのが好きなわたしには、うってつけの趣味で、まだまだ修行が足らない身ながら、できる限り続けたいなあと思っています。

絵が好き、と言いながら、美術的なクラブ・部活・サークルなどには所属したことのない、根っからのひとりっこのわたし。この植物画のサークルに入って初めて「趣味の仲間」というのができました。

仲間たちの平均年齢は割合高く、わたしの親〜祖父母世代の方が多いのですが、これがもう、楽しくて仕方がありません。

「こんな植物、みたことない!おもしろーい」とか、「細かいトゲトゲまで描くの無理だよねえ」とか、年齢も職業も住む場所も違うけれど、植物好き、お絵描き好き同士、話がとっても合うのです。

趣味が同じって、すごくたのしい、と実感しています。