川のこと

木曽川流域に住んでいます。

今は、どんと一本の川にまとまっていますが、昔はこの地域一帯どこでも川だったというくらい何本もの川があっちへこっちへ移動していたそうです。

用水や暗渠となってしまい、普段あまり意識しない川たちも、大雨で道路が冠水すると、「あ、ここは土地が低かったのね」とか、「もしやこの地形は川の跡では・・・」ということに気が付きます。

道路がなんだか曲がりくねっているのは川と平行に走っているからだったり、やたらと複雑で迷子になりやすい道路は川を起点に作られたものだったり、生活の軸が川から離れているように見えても、暮らしのそこここに川の影響があるのです。

「なんでこんなところに高低差が?」とブラタモリ的な発想で、探求するのが楽しいです。