不思議なトイレの話のこと

友達から「6のつく日にトイレに紫陽花を吊す(紅白の水引で飾る)と、しもの世話にならないらしい」という話を聞いて、早速実践してみた母。

そうとは知らず、トイレに入ろうとしたわたしはびっくり。なんか、トイレの空間いっぱいに大きな何かの気配がする!例えるなら、ドアを開けて入ろうとしたら、目の前にまあるくて丈夫でぱんぱんに膨らんだ大きな風船があり、ぼいんと外に押し出された、という感じ。なんだろう?とよく見てみると、紅白柄のペーパーに包まれた小さな紫陽花が、トイレの奥の壁に吊されていた。その賑々しく華やかなこと!紫陽花はもちろんのこと、その紅白のペーパーがとてもおめでたく見える。トイレでこんな晴れやかな気持ちになったことはなく、トイレの神様がすごーく喜んでいるんだと直感した。

もちろん、わたしは目に見えない世界が見えるわけではない。でも、昔、母方の祖父が家中のあちこちにいる神様(神棚やら火の神やら便所神やら)を大事にしていたのを見て、いいなと思っていたし、頭で理解できなくても心が素直に感じたことを大事にしたり楽しんだりするのがとても好きなのだ。

今朝も、トイレで用をすませたら、視界の片隅でぐにっと紫陽花が動いたように見えた。はっと紫陽花を見ても、動いたような気配はない。そもそも風もないのに揺れるわけがない。何かなー、今日なんかあったかなー、もしかして、と、カレンダーを確認すると、本日は26日、6のつく日だった。

トイレの神様、教えてくだすって、ありがとうございます。

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