何もしない方が保たれる均衡のこと

我が家の不知火さん(柑橘系)の葉上で、ただいま14匹(たぶん)のアゲハの幼虫が暮らしています。うち2匹は黄緑色のボディにまで育ち、その他は未だ鳥のフンのような姿のままです。

鉢植えの不知火さんが去年よりひとまわり大きくなり、葉も花も例年にないほど豊富につけてくれていたので、どうせ剪定するのなら、アゲハの幼虫たちに葉を食べてもらっても同じだろうと、今年は放っておいたのです。

「鉢植えで、10匹を超えるアゲハの幼虫を養うなんて無理!」「不知火さんが丸裸になっちゃう〜」と懸念していましたが、不知火さんは未だ丸裸にならず、むしろ例年より少し多いくらいの葉の量を保っているので不思議です。バランスは、こちらが思うよりもはるかに絶妙に保たれるのですねえ。

そもそもチョウは、子供がすくすく育ちそうな環境を見つけて卵を生みに来るそうなので、「こんなに葉っぱが少ないのに幼虫を養うのは無理よ〜。無茶なことはやめて〜。」とアゲハさんに抗議していた去年のわたしに、ぜひとも伝えてあげたいです。

知るって、大事だ。


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