IMOMUSHI Photoのこと

気が付けば、最近の写真は「イモムシ」だらけになっていた。

我が家の柑橘系「不知火さん」にアゲハさんがたくさんの卵を産み、只今10頭ほどの幼虫が暮らしているのだ。

4月27日に毛虫を初めとするイモムシたちに心惹かれてから、身近なイモムシたちを観察するようになった。

ちょうど今年、不知火さんは例年にないほど大きく成長し、わっさわさ葉をつけて、花もじゃんじゃかつけてくれている。混み合った葉をイモムシたちに食べてもらいつつ、観察させていただこうというわけだ。

不知火さんに住まうアゲハの子供たちは、皆一様に黒と白の鳥のフンを真似た姿をしており、日中はあまり動かずじっとしている。あまりに動かないので心配になり、指先でチョンチョンとつつくと、そのままウンチになりきりじっとしている子もいれば、すぐさまニョっとツノを出す子もいる。姿が似ていて見分けはつかないが、性格にも差があるらしい。

そもそも鳥のフンの姿を模すというのは、いつ身に付けたのだろうか。まず目の前の物体が鳥のフンであることを認識し、これなら鳥に狙われないだろうと考え、自らの赤子時代の姿をデザインし直すことができるって、もう、すごすぎて訳がわからない。

イモムシフォトはますます増えそうだ。