地球上に存在できる生物量は決まっている、という話を聞きました。
地球という星の成分で作られ、地球という星に暮らしている以上、地球が養える量を超えることはできません。だからヒトという種が増えると、居場所や生きるための環境を奪われた他の種が減る、というのも納得できます。
手前勝手に他の種のシェアを奪うヒトに対して、ネガティブな感情しか抱きませんでしたが、ヒトが他の種に成り代わって生きていると言われはっとしました。
環境を変える力をもち、不用意に食べられてしまうことはなく、病気になっても治す手段を持ち、調理することで食物の範囲が広く、弱い立場になっても守られ、全ての個性が尊重される「ヒト」は、環境によって淘汰され、懸命に生きる多種ではできなかったことができる立場にあります。
生物量を「いのち」の総量と置き換えると、この世に存在するいのちが、やってみたかったことを「ヒト」になってやっているのが現代なのかも?と詮ないことを考えてみたりもしました。
でもねえ、結局ヒトができることなんてちっぽけすぎるし、そもそもヒトが生きていられるのは地球と他種のおかげなのに、それを踏み躙って生きていくのは絶対いやだし。
いろいろな可能性を考えつつも、「わたし」の心が楽しいと思う方向へ進みたいと思います。