川のこと

木曽川流域に住んでいます。

今は、どんと一本の川にまとまっていますが、昔はこの地域一帯どこでも川だったというくらい何本もの川があっちへこっちへ移動していたそうです。

用水や暗渠となってしまい、普段あまり意識しない川たちも、大雨で道路が冠水すると、「あ、ここは土地が低かったのね」とか、「もしやこの地形は川の跡では・・・」ということに気が付きます。

道路がなんだか曲がりくねっているのは川と平行に走っているからだったり、やたらと複雑で迷子になりやすい道路は川を起点に作られたものだったり、生活の軸が川から離れているように見えても、暮らしのそこここに川の影響があるのです。

「なんでこんなところに高低差が?」とブラタモリ的な発想で、探求するのが楽しいです。

 

影のこと

こわい絵ではありません。楽しい影の絵・・・です。(画力が足りない。)

サラリーマンなので、帰りは夜道の住宅街を歩きます。わたしが帰る時間帯は比較的早い方で、おうちの夕飯のにおいなどもして、ほっこりします。

本日、ありえない方向に、くっきりはっきり影ができていました。自分の影かと思いましたが、実は、はるか前方(80mくらい前?)を歩いているおじさんの影でした。とあるお家の防犯用ライトが結構強く、かなり遠くまで光をお届けしているようなのです。

先ほどまでおじさんが歩いていた場所にきた時、ほんの少しだけ小躍りしてみると、後方にくっきりはっきりできた私の影も踊っていました。もちろん、不審者だと思われないようすぐにやめましたが、楽しい気持ちが膨らんでいたため、満面の笑顔になっていました。顔、かなりへんだったと思う。夜道でよかった。

影遊びは、いくつになっても楽しいですね。

自然に暮らす(LIFE)を更新しました

自然に暮らす(LIFE)」は、凡些亭のメインコンテンツのはずなのですが、わたし自身がとても未熟で本格的な活動ができないため、からっぽのままでした。

何をどう書こうか迷っていましたが、ここ(日々のこと(BLOG))で書いたことが大分たまってきたので、「自然に暮らす(LIFE)」につながる活動を、まとめてみることにしました。

そのうちまた形を変えるかもしれませんが、不定形なコンテンツとして、やわらかく進めていきたいと思います。

ビジネススーツのこと

ビジネススーツが、好きではありません。

まれにビジネススーツを着なければ格好がつかないような日があったとしても、ビジネススーツ風の服を着てお茶をにごすくらい、日々、スーツを避けて暮らしています。

ビジネススーツのなにが好きではないかというと、きゅうくつで動きづらく、寒暖差に弱く、着る人を選ぶデザインであること。つまり、わたしにとってビジネススーツは全く機能的ではなく、着ていても楽しくない服だからです。そういう意味では、作業着などの方が、動きやすくポケットもいっぱいで丈夫で燃えにくい、つまり機能的で好ましいと思っています。

ネガティブな発言をしたいわけではありません。ただ、これからの時代はとくに考えなしに誰かの様式を踏襲するのではなく、よりその土地の気候風土に合った、自分の能力がもっとも発揮される着やすい物で、日々過ごした方が楽しくなるんじゃないかと思うのです。

冬の寒い日はふとんから出たくない、それなら、どてらを着て出かけよう!と、なるといいなと思います。

植物画のこと

かれこれ6〜7年くらい植物画を習っています。

植物画(Botanical illustration)とは植物の姿を実物大で正確に描き出すもので、もともと、写真のない時代に薬草などを見分けるために生み出されたのだとか。うまい人だと葉や花びらの手触りなんかも感じることができる、とても細密なものです。

自然をじっと観るのが好き、かつ、絵を描くのが好きなわたしには、うってつけの趣味で、まだまだ修行が足らない身ながら、できる限り続けたいなあと思っています。

絵が好き、と言いながら、美術的なクラブ・部活・サークルなどには所属したことのない、根っからのひとりっこのわたし。この植物画のサークルに入って初めて「趣味の仲間」というのができました。

仲間たちの平均年齢は割合高く、わたしの親〜祖父母世代の方が多いのですが、これがもう、楽しくて仕方がありません。

「こんな植物、みたことない!おもしろーい」とか、「細かいトゲトゲまで描くの無理だよねえ」とか、年齢も職業も住む場所も違うけれど、植物好き、お絵描き好き同士、話がとっても合うのです。

趣味が同じって、すごくたのしい、と実感しています。

でんぷんのりを作ってみるのこと

書き損じの画用紙や落書き帳で新たな紙をつくる梳き返しプロジェクトの続き。

和紙づくりや梳き返しでは、紙を梳く際にトロロアオイの根など植物が使われるとのこと。ネットでいろいろ調べてみると、家庭では「でんぷんのり」で代用している方もいるようでした。

当初は市販の糊におまかせしようと思っておりましたが、ミキサーがなく自力でドシドシ紙を砕いたあたりから、だんだん手作りするのが楽しくなっちゃって、「でんぷんのりなら自分でも作れるのでは?」と思ったのです。

で、ネットで調べた「小麦粉でつくる手作りでんぷんのり」を参考に、わたしも挑戦してみました。

鍋に小麦粉(大さじ1)を入れ、

150ccくらい?の水を入れてよくかき混ぜます。

実は、この写真を撮る前に一度挑戦し、失敗しております。失敗したのは「小麦粉を水で溶いたものを、ぐらぐら煮立つ熱湯に入れてすばやくかき混ぜる」という方法。敗因は「小麦粉を水で溶いたもの」の理想の状態が分からず、「水気の多いすいとんをつくるくらいの状態」のものを熱湯に入れたこと。慌ててかき混ぜましたが、みごとにダマになりました。たぶん、もっと水分を多くしたトロトロの状態のものを熱湯に入れればよかったんだと思うのですが、文章から読み取るのって難しいです。

で、その反省を活かし、「あらかじめ混ぜた状態のものを火にかける」ことにしました。

鍋を火にかけている間は、焦げ付かないよう必死にかき混ぜます。なので、写真がとれませんでした。

で、できたものがこちらです。

冷ましたら完成!とのことで、しばらく放っておいたら、空気に触れた表面部分は、プルプルぷにぷにで、面白い感触になっておりました。(楽しい)

試しに、空気に触れていない内側の部分を指ですくい取り新聞紙などを貼り付けてみました。使い心地は、昔使っていたでんぷんのりと変わらず。粘着力は弱いし、しっかりくっつくまでに時間はかかるものの、ちゃんと紙をくっつけることができました。おおー。

……で、ここまでやっておいて、もう一度ちゃんと和紙づくりなどのことを調べてみると、なんと!大事なのは「ノリ」ではなく「ネリ」なのだそう。

「ネリ」の役割は接着ではなく、紙を梳く際に繊維を均一に留めることが大事なのだそう。えー、じゃあ、小麦粉でんぷんのりでは、いまいちなのかしらん?迷う……。

食堂のこと

生活圏内にとても入りやすい食堂があります。

ちゃんと作ってくださっているからか、どれもちゃんとおいしい、とても良い感じの食堂で、老若男女たくさんの人が訪れています。

おうち以外でも、気張らずちゃんとおいしいごはんが食べられるって、とても幸せなことだと思います。

レイチェルのおいしい旅レシピのこと

NHKのEテレで放送中の「レイチェルのおいしい旅レシピ」、毎回とても楽しみにしています。

世界を旅して、美しい街並みや街の人とのふれあいを楽しみ、その土地の食材や料理を紹介し、さらに自分でアレンジして食べちゃおうという番組。

のんびりゆったり毎日の暮らしを楽しみたくなるこの番組は、「世界ふれあい街歩き」「サラメシ」「今日の料理」などが好きな私の心にどんぴしゃなのです。

毎回録画して、何度も何度も見ています。あ、DVD(ブルーレイ)とか発売されたらぜひとも買いますので、よろしくお願いします。

星座のこと

子どものころ、プラネタリウムで、古代の人の想像力はすごいと思いました。

わたしには、星の点々をつなげても、星座の絵のようには到底見えなかったのです。

あの点々をつなげて、あれは牡牛座、あれは水瓶座、あっちは大鷲座だね、と、どんどん想像しちゃう古代の人、しかもそれをある程度共通認識にしてしまうところも含めて、すごいと思ったのです。

まさに、「こだいのひとは、すけーるがちがうね。こころのすけーる」(byサボテン君@聖剣伝説LOM)ですな。

で、今日、ようやくわたしにも、古代の人の心が少しわかったのです。夜空を見上げて、二つ並んだ星を見て、「……あれ、ふたご座かな?」と思ったのです。で、あってたのです!初めてです、オリオン座以外の星座が見分けられたの!わー。

古代の人の心は、考えるのではなく、感じればいいんだと思いました。