オオセイボウさんのこと

ブロック塀の片隅に、キラリと青く光る何者かを発見。目を凝らすと、ハチのような形をした虫がとまっています。太陽に照らされて微妙に色合いを変える、その青の美しさといったら!あまりに美しいので、「お写真撮っても良いですか?」と声をかけ、撮影させていただきました。

カメラを近づけても逃げないなと思っていたら、ブロック塀の隙間にある巣の土壁に穴を開けて、産卵管を差し込んでいます。この虫さんの生態を知らないながらも、寄生蜂だろうと考えました。自分が作った家にわざわざ穴を開けたりしないだろうし、子どもが住まう大事な家に怪しいやつ(わたし)が近づいたら警戒するよねえ。

家に帰って調べてみると、オオセイボウ(大青蜂)と呼ばれるハチの仲間で、やっぱりよそのお家に卵を産む寄生蜂だということでした。大変美しい虫ですが、とくに珍しいわけでもないようで、そんじょそこらにフツーにいるのがすごいと思います。