トゲナナフシさんの足をお持ちするのこと

トゲナナフシさんに新しい木の葉を差し上げるべく、ケースの蓋を開けました。

作業の間、ケースのふちに一番後の足を一本かけたままじっとしている様子を見て、少し慣れてくれたのかなと期待しています。

さて、蓋をしめようとするのですが、ケースのふちの近くにトゲナナフシさんの足があるため、蓋とケースの間に挟み込んでしまうんじゃないかと気が気じゃありません。

「トゲナナフシさん、すみません、少し足を失礼します。」と言いながら、人差し指に足を乗せてそっと避けようとしますが、トゲナナフシさんの細い足は、ケースのふちの真上に乗ってしまい、状況は悪化してしまいました。

「あ、このままだと挟んじゃうかもしれないので、足をあげてください。」と慌ててもう一度足を持ち上げると、指を離した後もそのまま足を持ち上げていてくださるじゃありませんか!

その後はスムーズに蓋をしめ、「ありがとうございました。」と一言お伝えしました。

なんか、伝わった気がする。