理由なく得意なことのこと

理由はわからないけれど、得意なことがある。

絵を描くこと。生地とはかけ離れた糸でかけつぎをすること。冷蔵庫のあまりものを使って料理すること。庭木が気持ちよく過ごせそうな形に剪定すること。

でも、技巧的な絵の描き方は苦手だし、元通りの生地に戻すようなかけつぎの技術はないし、いちから食材を用意して分量を測って料理をつくるのは性に合わないし、枝をねじ曲げたり四角く刈り込んだりするような不自然な剪定を自分がするのは嫌だ。

わたしの得意の範囲はとても狭いが、そんな自分が気に入っている。

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